水洗トイレの流れる仕組み

昨年あたりから我が家のトイレの流れが悪くなりました。
一応、流れるのですが、勢いが弱く、ペーパーが残ってしまったりします。

1月に業者に来てもらったのですが、この業者がダメでした。
流れを確認するために大量の水を使い、また実験のためにペーパーを大量に使われました。これらの水道代やペーパー代は修理代と相殺してほしいところです。
挙句の果てにはトイレ全体を取り外してみたものの改善されず「これは交換するしかない」と言われました。
結局、4時間ほど作業をしましたが、完全には復旧できませんでした。

その後、何とか使っていたのですが、最近、悪化したので、また業者に来てもらいました。
妻が対応したのですが、彼女が言うには「今度の業者は見た目からしてできそうな気がした」とのこと。
その業者はまず症状を訊いたそうです。
妻は「水は見た目は勢いよく流れているが、残ってしまう」と言うと業者はこう答えました。
「トイレには水の流れが二つある。一つは便器の表面を洗うために上の部分をぐるっと回るように流れる水。勢いよく流れているように見えるのはこれ。
もう一つは排泄物を下水に流すための水。これは表面ではなく、便器の下の部分の一方から流れ出てもう一方に流れ込む。
つまり上の部分は問題なく、下の部分が問題。となれば便器の下の部分の水が流れ出す部分に原因がある」
そして調べるとその水が流れ出す部分に汚れ(尿石)がこびり付いていました。
ここを掃除したところ、見事に復旧。

最後に掃除のポイントを教えてもらい、作業終了。1時間もかかりませんでした。
プロとはこういうものでありたいものですね。
医療では「セカンドオピニオン」というのがあるそうですが、水回りの業者にも同じことが言えるかもしれません。